ボトルワインを「顔」で売る
ワインのビジュアルが引き立つ
日本初のディスプレイセラー
月刊専門料理 2019年9月号 掲載 《特集》料理人のための数字研究
2019年8月19日発行 柴田書店
多彩なラベルデザインをお客が楽しんでくれる
「イタリア料理&ワインバー ガッティ」は、14席のワインレストランである。店は渋谷と吉祥寺を結ぶ井の頭線・西永福駅から徒歩1分ほどだが、駅前繁華街のない閑静な住宅地の入口となる立地。
オープンは2019年6月で、大分と福岡で2002年からワインレストランを営んできた島田重喜氏が、地元密着型の店舗とすべく、あえて選んだロケーションである。客単価は6000円前後で、ワインの品揃えはイタリア産中心の約100銘柄。セラーには最大収納本数143本の「ファンヴィーノブリリアント143」を選んだ。
「ワインをこんなふうに見せることができるセラーがあるのを知って、即決で赤白用2台を購入しました。ワインを売るためには、やはり、お客さまにワインボトルの顔を見せながら、フレーバーの特徴を説明するのが重要です。「わかりやすさ」が大切であることを九州時代に学びました」
島田氏は、イタリアワインのソムリエコンクールで準優勝を果たした実力者である。料理は独学で身につけ、イタリア各地のワインと料理、文化や歴史などを、お客と語らいながら、くつろいだ食事のひと時を提供するのがこの店のスタイルだ。
ワインを選んで、セルフで楽しんでくれるお客には10%オフ。島田氏とアルバイトで回す店にとっては、ファンヴィーノブリリアントがプラス1名のスタッフといったところだろう。醸造元がこだわる美しいラベルデザインをアピールしない手はない。ディスプレイ機能もセラー選択の重要なポイントだ。
1 段に12 本(最下段8本)を収納。引き出すと、収納ワインが一目瞭然なので管理もしやすい。
イタリア料理&ワインバー
03-6336-9954
2021年6月 1台追加導入いただき、3台に。
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